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背中の痒み

感情のことばを現在形にさせる仕掛け (鼠径部 連載 8)

 

こんにちは。ごきげんいかがですか?

 

前回のつづきです。

 

 

感情のことばを現在形にさせる仕掛けの症状は、じつは数え切れないほどあります。

 

きょうは、その中の代表的なものをピックアップします。

 

『背中の痒み』

 

この症状は、ほんとうに絶妙です。

 

背中が痒い時って、我慢ができないので、後回しにできないのです。

 

「あー痒い! 背中が痒くてたまらないから、ちょっと掻いてくれる?」という感じで、ことばがみごとに現在形になります。

 

「この前痒かったから、ちょっと掻いてくれる?」なんて過去形で言う人はいません。

 

さらに、どのポイントが痒いのかを相手に分析させている人も見たことありません。

 

自分でどのポイントが痒いのかを見つけて、「このポイントを掻いてください」と、助けてほしい内容を明確にします。

 

背中の痒みは、自分では手が届かないポイントを助けてもらう訓練と考えると、とてもつじつまが合う症状なのです。

 

そしてこの背中の痒みの特徴は、体がメッセージを伝えたい人の家族にも出現することがあるのです。

 

ことばを覚えたての子どもや、親や祖父祖母などに出たりします。

 

なぜなら言葉は、聞いて、話して、聞いて、話してをくり返して覚えていくものだからです。

 

「背中が痒くて我慢できない!」

 

このことばで、人間には自制心だけではどうすることもできないことがあることを自覚させます。

 

「背中が痒いから掻いてー!」

 

このことばで、感情の現在形変換のことばをたくさん聞くことができます。

 

「そっちじゃない、こっちが痒い!」

 

このことばを聞くことで、助けてもらう側に、助けてほしいポイントを見つける責任があることを学べます。

 

ことばは受け継がれていくものなので、感情の過去形変換の問題は、個人の問題と同時に一族の問題でもあるのです。

 

だから、まだほとんど過去の記憶を持っていない子どもにも出現するのです。

 

では、家族にこの症状が出たときはどうすればよいのでしょうか。

 

それこそ、解読です。

 

特に小さいお子さんの症状のほとんどは、両親へのメッセージなので、それを推理して解読し、しっかり対策を立てると、引っこんでくれることも少なくありません。

 

鼠径部シリーズの冒頭でお話しした、”いい人”。

 

その定義はものすごく曖昧で、人によって解釈も範囲も違います。

 

わたしがイメージする”いい人”は、他の人のために自らの犠牲をいとわない人です。

 

しかし、その”いい人”を目指すために一生懸命努力しているのに、全然感謝してもらえず、体調がどんどん悪くなっていく人がいます。

 

”いい人”を目指しているのに体調が悪くなるときは、その努力が、裏目に出るときです。

 

体は骨のゆがみを使ってそれを気づかせ、もっと楽に目的が果たせる方法を教えてくれているのです。

 

その方法とは、まず自分のピンポイントの弱点を知ることなのです。

 

 

 

 ※解読による症状の改善には個人差があります。

 

 

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