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右肩甲内側の痛みを推理(1)見てればわかるのに、何にも手伝ってくれないんです!

右肩甲骨の内側が痛い!(右肩甲骨と脊柱の間の痛み)

これって体のことばを解読すると良くなるの?

結論からいうと、右肩甲骨内側の痛みは、解読を挑戦してみる価値は大いにあります。

なぜなら、このポイントの痛みは、手技による矯正やもみほぐしではなかなか消えないからです。

この痛みを引き起こしている骨の歪みを観察してみると、体がこの歪みを意図的につくっているのが分かります。

体は本来、自然治癒能力が備わっています。

ひねったり、ぶつけたりして骨が歪んだ場合、体はその骨を元の位置に戻そうとするはずなのです。

ところがこの痛みを引き起こしている骨の周りの筋肉は、骨を歪ませる方向に引っぱっているのです。

ですから骨を矯正しても、固くなった筋肉をほぐしても、すぐに歪みが再発してしまうのです。

この歪みを再発させないようにするためには、なぜ体がそのようなことをするのかを知る必要があります。 

では今から、実際の症例から体のことばを推理していきましょう。

 

カンナさん(仮名)30代女性

症状:右肩甲骨内側の痛み

発症した時期:半年前

 

カンナさんは、1年前に出産して、半年前に実家から自宅に戻ってきました。

ちょうどその時期から痛みが発生しています。

足上げテストと反射点チェックをして出てきたキーワードは、

 

助けてもらう側に、伝える責任がありますよ

 

そこでわたしは、カンナさんに、

「今、あなたを助けてくれない人に、不満をもっていますか?」と聞いてみました。

すると、どうやらドンピシャだったようで、

「そうなんです!それ、うちの旦那です。

わたしが育児でへとへとなのくらい見てればわかるのに、何にも手伝ってくれないんです」

カンナさんの不満は、一般的にはごもっともとされがちですが、

体の基準では、問題ありなのです。

 

体のことばを研究していると、わたしたちが教わった正しいことの基本と、体が推奨する正しいことの基本が違うものがあります。

これが、体のことばの推理に大きな壁となって立ちはだかります。

なぜなら、わたしたちは何かトラブルがあったとき、いままで教わってきた間違っていることリストから原因を探ろうとするからです。

カンナさんの場合、家族はお互いに、SOSのサインを察知して助け合うべきと教わっていました。

ですから彼女にとって今のこのつらさは、SOSのサインに気がつかない夫のせいになっていました。

この状態から体のことばを推理する秘訣は、体が推奨するコミュニケーションの基本を知ることです。

 

今回ご紹介するのは、

助ける、助けてもらう、というコミュニケーションにおいての基本です。

それは、

家族同士、仲間同士で、助ける、助けてもらう、というコミュニケーションにおいて、

お互いが7歳以上の場合、助けてもらう側が責任者です。

 

これをカンナさんと旦那さんに当てはめると、

カンナさんが責任者になります。

 

では、助けてもらう責任とはどういうものなのでしょうか。

それは、

 

正直な感情のことばと、助けてということばを、明確に相手に伝える責任です。

 

そして、何もことばで伝えられていない旦那さんには、カンナさんのことを察して助ける責任はないのです。

ではなぜ体は、この基本を推奨するのでしょうか。

それは、7歳以上の仲間同士で察し合うと、内部崩壊の危険が高まるからです。

なぜなら察するという行為は、狩の手法の一つだからです。 

獲物のの好みを察して餌を選び、獲物の感情を察して罠を仕掛け、命をいただくのです。 

因みに商売においてお客様は、体の基準では獲物になります。 

お客様の好みを察して商品を開発し、お客様の感情を察してサービスを展開し、命の代わりにお金をいただくのです。

このように狩りと察するという行為はセットなのです。

そのため体は、察するという行為をした瞬間に、あ今狩りが始まったと判断するのです。

そして察した相手は獲物だと判断するので、支配の対象になります。 

もちろん対等ではありません。

どちらが主導権を握るかという勝ち負けの世界です。 

 

このようなコミュニケーションが家庭内や 職場の仲間同士で起こることを想像してみてください。

仲間内で支配し合うようなコミュニケーションが続けば、やがてその組織は崩壊してしまいます。 

人間は、群れを作って生き延びる生物です。

ですから群れの崩壊があちらこちらで起これば、人類存亡の危機につながります。 

そのため体は、仲間同士のコミュニケーションは察し合うのではなく、伝え合うコミュニケーションを推奨するのです。

 

カンナさんは、この説明を聞いて、最初は驚いていましたが、腑に落ちる点があるようでした。

「そういえば最近、旦那との関係が勝ち負けになっていました。謎が解けました」

「ではほんとうにカンナさんの右肩甲骨内側の痛みは、この事を伝えようとしているのか確かめてみましょう」 

 

つづく

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【お知らせ】オンライン施術が可能になりました。

オンライン施術は、zoomを使った解読施術です。
触診ポイントのナビに従って、患者様に反射点を見つけていただき、
その反射点から体のメッセージを推理していきます。

オンライン施術のお申込み方法は、こちら

 

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■ 解読カイロプラクティックの解読施術は、骨のゆがみのパターンから、体のことばのジャンルを割り出し、一緒にその理由を推理し、ゆがみ解除に向かう対策を考えます。

 

■ 解読による症状の変化には個人差があります。

 

■ 解読カイロプラクティックは、病院の治療と並行して行っても大丈夫です。

 また病院に通院中の方は、解読により痛みが消えても自己判断で通院はやめないでください。

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こちらでは、整体師やカイロプラクターの方が実践で使える診断ポイントなど、かなーりマニアックな記事を書いていく予定です。 noteはこちら

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